大阪大学大学院医学系研究科
呼吸器・免疫内科学
Department of Respiratory Medicine and Clinical Immunology, Graduate School of Medicine, Osaka University
大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学
住所 | : | 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2 |
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電話 | : | 06-6879-3831, 3832, 3833 ※患者様からの電話での診療相談には応じておりません。お近くの医療機関から紹介状作成と初診外来の予約を頂いて受診をお願いします。 |
FAX | : | 06-6879-3839 |
: | 秘書室:med3@imed3.med.osaka-u.ac.jp 呼吸器内科事務:hachikenjimu@imed3.med.osaka-u.ac.jp 免疫内科事務:niken.jimu@imed3.med.osaka-u.ac.jp |
当教室は明治38年猛威をふるう結核の診療と研究を担う肺癆科として佐多愛彦により開講され、結核検診とBCG接種による結核予防法の確立、結核化学療法の臨床研究など本邦における結核の予防と治療法の確立に大きな役割を果たしました。その後、結核以外の呼吸器疾患や循環器、消化器、内分泌代謝、神経、血液、免疫疾患など内科全般を診療研究教育の対象とする内科学第三講座(第三内科)として発展してきました。新しい研究分野である免疫学が隆盛を迎えるとともにその成果として分子標的抗体を開発し臨床に導入しました。平成10年には第三内科は分子病態内科学と名称変更しました。平成17年医学系研究科の改組にて内科全般を診療研究していた旧第三内科教室は、呼吸器疾患と免疫疾患、癌免疫療法を中心に診療、研究、そして教育を行う内科系臨床医学専攻 呼吸器・免疫アレルギー内科学として再編され、平成29年より呼吸器・免疫内科学と改称し教室を発展させています。
これまでに当教室から府立大阪医科大学時代の佐多愛彦学長をはじめ、今村荒男(第5代阪大総長)、山村雄一(第11代阪大総長)、岸本忠三(第14代阪大総長)、平野俊夫(第17代阪大総長)の4名が阪大総長に就任するなど、大阪大学を牽引する人材を多く輩出しています。
明治35年 | (1902年) | 佐多愛彦大阪府立医学校校長兼病院長就任 |
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明治38年 | (1905年) | 5月5日肺癆科新設 |
明治41年 | (1908年) | 佐多愛彦「医育に関する意見書」を発表 |
大正4年 | (1915年) | 佐多愛彦上京、大阪高等医学校より府立大阪医科大学承認 |
大正5年 | (1916年) | 竹尾結核研究所研究開始 |
大正13年 | (1924年) | 学長佐多愛彦勇退 |
大正14年 | (1925年) | 今村荒男、第三内科教授 |
昭和5年 | (1930年) | 第8回日本医学会総会大阪にて開催(会頭佐多愛彦) |
昭和6年 | (1931年) | 大阪帝国大学創設 |
昭和21年 | (1946年) | 今村荒男、第5代大阪大学総長に就任 |
昭和23年 | (1948年) | 堂野前維摩郷、第三内科教授 |
昭和24年 | (1949年) | 国立学校設置法公布にて新制大阪大学創設 |
昭和37年 | (1962年) | 山村雄一、第三内科教授 |
昭和38年 | (1963年) | 第16回日本医学会総会大阪にて開催(会頭今村荒男) |
昭和51年 | (1976年) | 南山堂より内科学の教科書「新内科学」上梓 |
昭和54年 | (1979年) | 山村雄一、第11代大阪大学総長に就任 |
昭和56年 | (1981年) | 岸本進、第三内科教授 |
平成3年 | (1991年) | 岸本忠三、第三内科教授 |
平成3年 | (1991年) | 医学部、大阪市中之島からの吹田市山田丘へ移転 |
平成9年 | (1997年) | 岸本忠三、第14代大阪大学総長に就任 |
平成10年 | (1998年) | 講座名を内科学第三内科から分子病態内科学に改称 岸本忠三、文化勲章受賞 |
平成13年 | (2001年) | 川瀬一郎、分子病態内科学教授 |
平成17年 | (2005年) | 分子病態内科学から呼吸器・免疫アレルギー内科学に編成 開講100周年 |
平成19年 | (2007年) | 第27回日本医学会総会大阪にて開催(会頭岸本忠三) |
平成23年 | (2011年) | OB 平野俊夫、第17代大阪大学総長に就任 熊ノ郷淳、呼吸器・免疫アレルギー内科教授 |
平成29年 | (2017年) | 講座名を呼吸器・免疫内科学に改称 |