研究内容

研究のすすめ

大学の特色は研究にあります。研究は新しい医学を切り開くものであり、医学部、大学病院の重要な役割のひとつです。

ある程度の年数を現場で臨床に携われば、医師として一定のレベルに達します。疾患について診断・治療の標準的な方法を実践し、その結果や予後を推測できるようになります。その一方で、現在の医療では十分に満足する結果が得られない病態があることを実感します。これを解決する糸口となるのが研究活動です。教科書を実践する医療だけでなく、医学を創る立場に立ち、病態を解明し、現在の治療を検証し、疾患のよりよい治療さらには根本治療を目指すためには研究が必要です。

研究といっても難しく構える必要はありません。臨床の現場で些細なことでも疑問に思うことを自らの手で調べてみたい、と感じたときから研究は芽生えます。自らの手で新しいことを見つけると大きな喜びがあります。研究を通じて疑問に対し客観的な検証を行う経験は、その後、臨床の現場に戻っても有用で、医師としての考えの幅が広がることと思います。

自分の研究成果を論文として発表し足跡を残すとき、大きな達成感を得ることができます。機会があれば留学を経験してください。人生を通じての大きな財産となるでしょう。

呼吸器・免疫内科学教室は大阪大学免疫学フロンティアセンター(iFReC)感染病態にも所属しており、基礎的な研究も展開しています。