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大学院生活のすすめ

新津 敬之(呼吸器内科 大学院3年)

私は2013年に和歌山県立医科大学を卒業し、湘南鎌倉総合病院で初期研修医・総合内科後期研修医として計5年、その後、大阪大学 呼吸器・免疫内科に入局し、大阪急性期・総合医療センターで2年、大学の呼吸器内科で1年間の病棟勤務の後、2021年に大学院へ進学しております。臨床の多くは総合内科医として急性期病棟管理や研修医指導などを主な仕事として取り組んでおりましたが、重症呼吸不全、高齢者医療の経験から間質性肺炎や呼吸器管理、リハビリ等に次第に興味を持つようになりました。そして、大阪で呼吸器内科をするならという事で入局させて頂きました。

今までのキャリアは全て行き当たりばっかりで、大学院に行こうと思ったのも、人生を「逆張り」した方(ここでは行く気がなかったのに敢えて行く方)が人生は面白くなるくらいにしか考えていなかったので、恥ずかしながら大阪大学の著名な研究者の御名前もほぼ知りませんでした。当然、うまく実験も行くはずはなく、失敗ばかりしてきて気づけば3年生です…

しかし!何の業績もない私ですが、行って良かったのは間違いないと思っています。というのは、10年前、陸上選手の為末大さんに「人を磨くのは人、本、旅だ」と言われた事がありまして、これは私自身が磨かれているかはさておき、まさに大学院生になった事で、出会うはずのなかった人(それもその道の一流の研究者に!)に学び(人)、読むはずのなかった基礎論文を読み(本)、与論島や宇和島で地域医療に従事していた自分が免疫分野における最先端の施設で研究する(旅)を経験していると実感できたからです。

さらに、私は呼吸器内科 福島 清春先生のご指導の下で、運良く興味のあった間質性肺炎の臨床・基礎研究を両方させて頂くだけでなく、上司の肩に乗っかって新しい景色が少し見えるようになり、そしてほんのわずかでも創薬を夢見る事ができています。当時、総合内科医として働いていた自分には全く予想もしなかった人生でした。

最後に、何の業績もなくても自分を磨くための人、本、旅の選択肢が充分にある(これは勿論どこの大学卒でも関係ありません)のも、熊ノ郷先生を中心とした素晴らしい人の輪のおかげです。これは極めて恵まれた環境で、本当に感謝しかありません。博士号取得といった目標も重要ですが、そもそも新しい自分に出会えるのが人生としてワクワクしませんか? 皆さんもどんな形であれ、ワクワクに出会えるよう願っています。


人の輪

足立 雄一(呼吸器内科 大学院3年)

こんにちは。この文章を読んでいる方は、これから呼吸器・免疫内科の教室に入ることを考えている方や、研究をしてみたいと考えている先生や学生の方と思います。そこで、私がどのような経緯で呼吸器・免疫内科学に所属し、大学院へ進学したのかの経緯を記載します。

私は平成26年に大阪大学医学部を卒業し、市立豊中病院での初期研修・後期研修を経て、近畿中央呼吸器センターで2年勤務し、その後に大学に戻りました。大学の呼吸器内科で1年病棟勤務した後に大学院へ進学しております。

私は、実は医学部6年生の時に呼吸器・免疫内科学の医局に入局しました。その当時は、クリニカルクラークシップでの臨床実習で、患者さんに真摯に向き合う先生方をみて、「かっこいい」といったミーハーな気持ちで興味を持ち、またその後熊ノ郷教授との面談で気さくに話してくださり、また学生に対してもとても気を配っていただき、診療科というよりも所属している先生方に惹かれ入局しました。その際に、いろんな先生がこの教室は人の輪というものを大事にしていると話をしていました。その当時はそこまでよく意味がわかっていませんでした。しかし、医師として勤務していくと、少しずつですが、人の輪を実感するようになりました。これまでの勤務歴から顔馴染みのある先生はもちろん、もともと面識の無かった先生でも、呼吸器・免疫内科グループの先生方は仲間として繋がりを持ち、お互いに協力したり意見交換をしたりしやすい環境であると感じます。さらに、この人の輪には、自分の近い目標にできる先生もいたり、また世界的に活躍されている先生もいたりと、とても貴重な繋がりだと感じています。

大学院への進学を決めた理由は、臨床だけではなく、一度は研究をしてみたいと考えていたことが主な理由ですが、この人の輪のなかで近い目標の先生方が多く研究をしていたというのも理由の一つです。人への憧れから入局や大学院への進学を決めましたが、私の場合は全く後悔はなく、呼吸器内科医としての臨床もとてもやりがいを感じ、また研究もわからないことを試行錯誤しながら明らかにする過程でとても充実した日々を過ごすことができています。皆様も一度見学に来ていただき、ぜひこの輪に飛び込んでもらえたら有意義な医師生活が送れると思います。


基礎研究との思いがけない出会い

久下 朋輝(呼吸器内科 大学院2年)

私は大阪大学を卒業した後、市立池田病院で初期研修および呼吸器内科の後期研修を行い、大阪刀根山医療センターへと移りました。二年間の専門病院での研修を終え、大阪大学医学部付属病院で一年間勤務し大学院へと進学しました。

学生時代決して真面目とは言えず基礎配属でもピペットを持たなかった私にとって、大学院で基礎研究を行うことに不安や抵抗もありましたが、呼吸器内科の研究室は5~8年ほどの臨床経験を経て入学する人がほとんどで、皆、一からのスタートに近い状況です。私も所属グループの先輩方に器具の使い方からご指導いただき不安が無くなりました。

恥ずかしながら、私には大学院へ進むのにそれほど大きな動機があったわけではありません。基礎研究に進んだ人の中には、実臨床では手を尽くしても救えない人が多くいた経験を理由とされる方もおられますが、自分にはそうした問題意識はあっても、自分が基礎研究に進んだときに臨床に何らかの影響を与えるような発見をできるとは思えませんでした。私が大学院へ進んだのは、初めて熊ノ郷先生と面談させていただいた際に、専門病院の研修のあと大学に帰って院に進んだらいいよ、と言っていただいたことと、実際に周りの多くが大学院に進んでいくことから、ある意味流れに身を任せる形で進路を選んだ結果です。

しかし、今となっては非常に良い選択をしたと思っています。文献と実験結果から仮説を立てて自ら検証し、さらに仮説と検証を繰り返して一歩ずつ進んでいく基礎研究の過程は知的な興奮と充実感に満ちています。また、私の属している腫瘍免疫グループでは先輩方が形にされた基礎的な研究データを実際に臨床応用しようとされており、その過程を目の当たりにしていると、自分自身の研究も多くの先生方の適切なご指導を受けることで、臨床に影響を与えたり、小さくとも医学の発展に貢献したりする可能性を孕んでいると思えますし、だからこそ研究の楽しさだけでなくその意義も強く感じています。

乏しい人生経験ではありますが、これと決めて選んだものだけではなく、思いがけず出会ったものがその後自分にとって真に重要なものになることがしばしばあり、基礎研究も、入局したことで熊ノ郷先生が与えてくださった思いがけない出会いの一つなのではないかと感じています。セレンディピティと言うと言いすぎかもしれませんが、大学院へ進学するかどうか迷っておられる方は、基礎研究に飛び込み思いがけない新たな出会いを求められてはいかがでしょうか。


千日の勤学より一時の名匠

大平 貴華(呼吸器内科 大学院1年)

大分大学を卒業後、地元大阪に戻るにあたり、最初に直面した問題は、どの病院で研修を行うかでした。大阪の病院で実習を行ったことがなかった私は、手当たり次第ホームページを検索し、色々な病院を見学しましたが、決め手に欠き、途方に暮れていました。そんな中、呼吸器内科医を目指すことは決めていたため、当教室の見学に伺いました。世界トップレベルの大学の医局という場所に恐れおののいていましたが、熊ノ郷教授は優しい笑顔でお話しくださり、緊張が徐々にほぐれていきました。病院ばかりを探していた私にとって、「師と仰ぐ先生に出会うことが大事」というお話はとても印象的でした。当教室には様々な出身大学の先生がおられ、臨床や研究の分野でご活躍されていることから、私もその人の輪に加わり、師に出会いたい(そして将来は自分もそのような医師になりたい)という志を持ち、入局を決めました。

入局後、大阪急性期・総合医療センターにて後期研修を行い、感染症、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、悪性腫瘍など幅広い呼吸器疾患を経験しました。忙しい毎日でしたが、先生方には熱心にご指導いただき、呼吸器内科医としての基礎を築くことができました。その後、肺癌診療に従事したいという希望を聞き入れてくださり、大阪国際がんセンターにて勤務しました。免疫チェックポイント阻害薬と化学療法の併用療法など、肺癌治療は進歩していますが、やはり奏効しない方もおられ、悔しさや臨床的な疑問をいだきながら診療を行っていました。それゆえに疑問の解明に結びつく基礎研究に興味を持ちました。

出産、育休を経て、大学病院で1年間病棟を担当した後、悪性腫瘍の研究をすることを希望し、今春より大学院に進学しました。実験に関しては初めて取り組むことばかりでしたが、指導医の先生や上級生の方々に親切にご指導いただき、充実した研究生活を送ることができています。また、世界的に有名な研究者の先生方の講演や、免疫内科も含めた他のグループの先生方の研究発表をお聞きして、日々感銘を受けています。熊ノ郷教授をはじめ、先生方のご配慮により、研究と育児を両立することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。今後新たな治療につながる発見を目指して、精一杯努力し研究に励みたいと考えています。臨床においても研究においても、温かい人のつながりはかけがえのないものと実感しており、皆様にお越しいただくことを楽しみにしております。


人の輪を通じて成長

平山 健寛(免疫内科 大学院3年)

私は京都府立医大卒業後、福知山市民病院・大学病院での2年間の初期研修を終え、その後は大阪南部にある堺市立総合医療センターで3年間後期研修をさせて頂きました。後期研修では同センターのリウマチ膠原病内科にて、リウマチ・膠原病・アレルギー疾患の専門的な研修を終了しました。その後は大阪大学医学部附属病院免疫内科にて1年間医員として勤務し、一度免疫疾患の研究をしてみたいと考えておりましたので、大学院に進学し、現在は熊ノ郷先生のもとで大学院生活を送らせて頂いております。

大学院進学のメリットは、病態を突き詰めて理解し、そして臨床の現場では迫れない疑問を解き明かすことができることにあると思います。後期研修を終え、未熟ではあるものの、ある程度の膠原病疾患の病態・治療についてはわかった気になっておりました。しかし、大学では典型的な症例から大学病院らしい極めて複雑な症例を通じて、臨床的なエビデンスに加え、基礎免疫学的な視点から、様々な先生や同僚・後輩とも疾患の背景にある病態や治療について議論することができ、病態の表面しかみることができていなかったことに気づき、まだまだ勉強中ではありますが、大変貴重な経験をさせて頂いております。

実験に関してもほぼ初心者でしたが、指導教官はじめ、研究室の先輩方に丁寧に指導頂き、必要な手技を習得させて頂くことができました。また研究室の雰囲気もとてもフレンドリーで、新しい実験系を始めるにあたっても、経験のある先生にご助言や一緒に実験に立ち会って頂くことができ、論文のmaterials & methodsからはイメージしにくいような実験でもスムーズに始めることができております。実験室内にも最新の実験機器があり、同じ研究棟にある共通実験施設の機器も利用できるため、かなりの実験を研究室内で完結させることができます。熊ノ郷教授は非常にご多忙の中、毎月直接研究内容についてディスカッションして頂き、国際学会や研究会での発表の機会を得たり、非常に恵まれた環境の中で研究生活を送っております。

基礎研究に興味のある先生はもちろん、今臨床の最前線で頑張っておられる先生も、気軽に一度教室に見学に来て頂けましたら幸いです。みなさんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。


学生時代からその環境に憧れ

岡本 雅志(免疫内科 大学院2年)

私は大阪大学医学部を卒業後、堺市立総合医療センターで初期研修後、第二大阪警察病院(旧NTT西日本病院)で2年間、阪大病院免疫内科で1年間の後期研修を経て、現在は大阪大学免疫学フロンティア研究センターで免疫学の世界的権威である審良静男教授の下で大学院生活を送っています。免疫内科の専門研修では多くの素晴らしい先生方に恵まれ、多彩な症例を通じて学びを深めることができました。また当時第二大阪警察病院の緒方先生からは臨床と研究の両面で指導を受け、国際誌に論文が掲載されるなど貴重な経験もでき、阪大免疫内科の関連病院での研修は医師人生の至高の思い出となっています。

私が大阪大学の学生として様々な臨床実習を経験する中で免疫内科を選択したのは、学問的深遠さ・全身を診る内科医・充実感を得られる点に魅了されたからです。多くの難病患者さんに対し、ステロイドや免疫抑制剤、現在進行形で次々と新規開発される生物学的製剤やJAK阻害薬などの多彩な薬剤を適切に選択し、患者さんの苦痛を軽減(場合によっては救命も含む)できる喜びは非常に大きいものです。また病変が全身臓器に渡るため、他科医師との連携が不可欠であり、自己の役割を実感できる機会が多いです。更に阪大免疫内科は卓越した人材が集っているため、その一員として自己研鑽ができることは自己成長に繋がるのみならず、周囲のメンバーとの交流が人生の充実感を高める要素となっています。

また免疫疾患は未解決課題が多いため、それに取り組む研究にも大きなやりがいがあります。特に阪大は免疫学における世界的研究者が集結する免疫学のメッカであり、私は学生時代からその環境に憧れの念を抱いており、大学院進学を決意しました。また学生時代に受けた熊ノ郷先生を代表とした免疫学者の講義から免疫の精緻な仕組みに感嘆し、免疫学が多くの臓器に横糸の医学として深い関わりを持つ学問であると知ったことも大きな動機になっています。現在は、多くの留学生や医学部以外の学部の先輩方にも実験を教えて頂きながら、大変恵まれた実験設備の中で、未知の世界の真理を探求し、人類への貢献を志向する研究に情熱を傾けており、その挑戦は極めてexcitingです。

これまでの卒後6年余りを振り返ると、阪大免疫内科は臨床と研究の絶妙なバランスを保ちつつ、世界的な免疫学研究の伝統とも結びつき、高い充実感・自己成長・夢の全てを追求できる大変稀有で恵まれた環境と実感されます。若手の立場として、実際に私がこの数年に体感した臨床・研究どちらにも存分に熱い情熱を燃やすことができる当教室の魅力を知ってもらいたいと思います。ご興味を持たれた方は是非一度、見学に訪れて下さい。


「面白い」と思う方へ進む

島上 洋(免疫内科 大学院2年)

大阪大学医学部に在学中、「自分が興味深いと感じることを生涯の仕事にしたい」と考えていた私は、学業を通じ、「ヒトの仕組みはどこを見ても面白く、それらがうまく統合された人体は素晴らしい」と感じました。しかしその一方、実際の臨床が各種の「臓器専門家」単位で構成され、病態の複雑な患者さんが「たらい回し」となることに違和感を持ち、「全身を診られる医師」、「どんな主訴にも初期対応できる医師」になりたいと考えるようになりました。

本学には素晴らしい診療科・医局が多数あります。その中で私が免疫内科を選んだのは、①この「全身を診られる医師」のイメージに最も近い診療科であったから、②自分と同様に「人体の仕組みを面白いと感じている仲間」がたくさんいたから、です。

免疫疾患の実臨床では、「◯◯の疑い」、「原因不明の◯◯(症状・検査値異常)」といった患者さんが多く受診されますが、「真の免疫疾患」と判明する人は一部であり、はっきりとした確定診断に至らない例も多く、幅広い視点から患者さんのことを考察する力が必要になります。診断を確定出来たとしても、免疫疾患自体が全身の症状を呈するものであり、「全身を診る」姿勢は必須となります。こうした免疫内科の特徴は、率直に言って自分と合っていたと感じ、臨床で充実感を得ることが出来ました。

一方、免疫疾患には難治性病態も多く、診断がついても予後不良な方々がいます。実臨床での苦い経験も踏まえ、現在私は大学院において、難病の患者さんから得た貴重な検体を用い研究を行っています。そういった患者さんの未来に少しでも繋がるような成果を出せれば、と考えながら日々過ごしています。

他方、医療は進歩しており、細胞や分子のレベルで病態を考察し、分子標的薬を中心とした治療を行うことが当たり前になりつつあります。「全身を診る」臨床医にもそういった視点が必要となっていますが、実臨床の現場だけでそのような力を付けるのは困難であると思います。現在の研究活動を通じ細胞や分子のレベルで考えることに慣れ親しみ、個々の病態を考察する力を高め、私自身の臨床判断に活かしていければと考えています。

当教室の門戸は広く開かれており、全身を診られる医師を目指しておられる方、ヒトとは違う興味をお持ちの方、もちろん、本気の基礎免疫学者を志している方も、ぜひ一度お越しください。


分からないことばかりでも少しずつ成長して

鈴木 健大(免疫内科 大学院1年)

私は東北大学を卒業した後、免疫学に興味を持っていたこともあり自分の専門を免疫疾患にしたいと考え、サブスペシャリティ研修も見据えて大阪大学の関連病院である大阪急性期・総合医療センターで専門医研修を行いました。専門医研修を大阪で行おうと考えたのは大阪大学が免疫学の研究で非常に有名であるからです。

臨床では内科全般的な臨床経験を積むと同時に免疫内科として専門的な研修も行いました。研修を開始した当初は分からないことだらけであり、その都度調べ、また職場の上司や同僚に恵まれ、ご指導をいただきながら少しずつ知識と経験を積むことができました。内科専門医研修を終えた後に大阪大学医学部附属病院免疫内科で1年間勤務を行いました。大学病院ではより複雑な症例を担当することもあり、やはり分からないことが多くありました。専門医研修を開始後の分からないことの多くは、それぞれの疾患の症状と診断、薬剤の種類や使用方法、急性期・慢性期の管理など臨床のその場ですぐに必要となるようなことがメインでした。しかし、専門医研修を終えてからは、それぞれの疾患の詳しい病態や原因など、より根本的なことでした。多くの疾患にはガイドラインや診療指針などがありますが(勿論ないものもあります)、それらに沿って治療を行うも治療がうまくいかず、難渋することが多々あります。より根本的なことが分かれば今までとは異なる治療法のヒントが得られるかもしれない、その様な思いと、もともと免疫学に興味があったこともあり大学院へ進学しました。

大学院は大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)の免疫微生物学に在籍をさせていただき、基礎研究を中心に行なっています。本格的に研究を行うことはほとんど初めてであり、やはり分からないことばかりです。指導教官より研究に対しての心構えや基本的な実験器具の使用方法から学び、現在は実験を開始しながら実験に必要な手技を習得できるように練習をしています。実験の方法・考え方や手技のみではなく、より分かりやすいプレゼンテーションの方法など研究以外でも必要になることにもご指導をいただいています。IFReCで研究を行なっていますが、呼吸器・免疫内科学教室にも継続して在籍させていただいており、熊ノ郷先生や免疫内科のメンターの先生ともディスカッションを通じてアドバイスをいただける環境です。臨床面や研究面でも分からないことばかりですが、大学院生活が始まり、これからも少しずつ学んで成長できるように励んでいきたいと思います。