呼吸器内科臨床研究

胸部悪性腫瘍を対象とした腫瘍免疫応答・免疫抑制機構の解析

1.対象

大阪大学医学部附属病院に入院または通院中で、胸部悪性腫瘍(肺癌、胸腺癌、転移性肺癌、その他稀な疾患)を有し、本研究に対する同意が得られた患者の生検組織、手術摘出腫瘍組織、胸腹水、血液、唾液、鼻腔粘液、診療情報。既に研究課題「免疫関連疾患の病態解析のための検体バンクの構築」に対する同意を頂いて保存している血清及び診療情報。

2.研究機関

大阪大学呼吸器・免疫アレルギー内科学教室
大阪大学呼吸器外科学教室
大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学

3.要旨

胸部悪性腫瘍局所の制御性T細胞特異的に発現する分子を同定するために、腫瘍組織と末梢血それぞれより分離した同細胞のRNAをマイクロアレイ法等で解析する。本研究により制御性T細胞をターゲットとしたがん免疫療法の創薬標的候補分子が明らかになる。

4.個人情報の取り扱い

研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく番号をつけて匿名化を行う。研究対象者と番号を結びつける対応表は外部に漏れないように厳重に保管する。

5.問い合わせ先

既に研究課題「免疫関連疾患の病態解析のための検体バンクの構築」に対する同意を頂いている患者さんで、本研究への参加を拒否されたい方、或は本研究に関するお問い合わせがある方は、竹内美子(06-6879-3833)までご連絡下さい。