呼吸器内科臨床研究

気管支鏡検査検体を用いた呼吸器微生物叢の解析

1.研究の対象

当院呼吸器内科で2015年8月31日から2016年12月31日までに気管支鏡検査を受けられた方(「免疫・呼吸器関連疾患の病態解析のための検体バンクの構築」という研究題目に対する同意を頂いている方)

2.研究目的・方法

消化管と大きく異なり、気管内は外界と通じているにも関わらず、限りなく微生物は少ないとされています。しかし、常在している微生物叢は存在しており、私たちの体の恒常性に寄与していると考えられます。次世代シーケンサーの台頭により、大規模に微生物叢の解析が可能になりましたが、呼吸器関連の微生物叢の報告は少ないのが現状です。当院では、気管支鏡検査を受けられた方を対象として、検査時に採取した検体から独自の方法で微生物DNAを抽出し、細菌叢や真菌叢などを解析することで、常在微生物叢と呼吸器疾患との新しい知見を見出そうとしています。研究期間は2017年12月31日までを予定しています。

3.研究に用いる試料・情報の種類

試料:気管支鏡検査の余剰試料

情報:病歴・治療歴や血液検査結果など

4.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学
研究責任者 小山 正平
連絡先電話番号:06-6879-3833

研究代表者

大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学 小山 正平