呼吸器内科臨床研究

肺癌微小環境中サイトカインの病態及び治療効果に与える影響の解析[2019年末に終了]

1.研究の対象

当院呼吸器内科で2013年1月1日から2016年12月31日までに外来受診時もしくは入院中に、採血もしくは気管支鏡検査を受けられた方(「免疫・呼吸器関連疾患の病態解析のための検体バンクの構築」という研究題目に対する同意を頂いている方)

2.研究目的・方法

非小細胞肺癌の治療として、2016年1月より正式にチェックポイント阻害薬(免疫療法)が選択肢として加わり、肺癌患者の予後・病態・治療効果を考える上で、腫瘍微小環境のサイトカインなどの免疫学的な情報の重要性が増しています。本研究は、これまでに大阪大学呼吸器・免疫アレルギー内科に受診された患者様にご協力頂き、採取した血清・気管支鏡検体を用いて、網羅的にサイトカインを評価することで、臨床的に予後・治療効果にどのような違いがもたらされるかについて解析するとともに、今後の治療の際に、どのようなサイトカインが治療標的として重要かを見出すことを目的としております。研究期間は2018年12月31日までを予定しています。

3.研究に用いる試料・情報の種類

試料:血液(血清および血漿)、気管支鏡検査の余剰検体として凍結保存しておいた検体

情報:病歴・治療歴や血液検査結果など

4.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学
研究責任者 小山 正平
連絡先電話番号:06-6879-3833

研究代表者

大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学 小山 正平