呼吸器内科臨床研究

EGFR遺伝子変異を有する再発・進行非扁平上皮非小細胞肺癌における薬剤選択に関する前向き観察研究

1.研究の対象

2016年5月25日以降に当院で治療を受けられた、EGFR遺伝子変異を有する進行/再発の非扁平上皮非小細胞肺癌の方。

具体的には、下記のような患者さんが該当します。

2.研究目的・方法

EGFR遺伝子変異を有する進行/再発の非扁平上皮非小細胞肺癌(non-Sq NSCLC)の患者さんに対しては、新薬の開発が進んでおり、様々な薬が使えるようになっています。

具体的には、下記のような薬剤が含まれます。

しかし、選択肢が増えたために、「どの薬を、どの順番で投与すれば良いのか?」という問いが新たに生じており、医療者としても意見は定まっていません。そこで、これらの薬剤の、現実の医療現場における使用実態を明らかにすることを目的として、本研究が立案されました。

集められたデータは、生物統計学的に適切な統計的方法で解析します。EGFR-TKI、ICI、細胞傷害性薬剤の、最適な使用順序を明らかにすることが、本研究の目標です。

総研究期間:2017年11月1日~2020年10月31日(3年間)

3.研究に用いる試料・情報の種類

情報:
(1)個人を特定しうる情報;カルテ番号、病理検体番号、等。
(2)診療内容に関する情報;病歴、抗がん剤治療の治療歴、副作用等の発生状況、等。

試料:利用しません

4.外部への試料・情報の提供

患者さんの名前は、各施設で匿名化を行い、試験事務局には報告されません。対応表は、各施設の研究責任者が保管・管理します。

5.研究組織

グループ代表:
大阪国際がんセンター 呼吸器内科 今村 文生

参加施設代表者
大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学 長友 泉
大阪警察病院 呼吸器内科 小牟田 清
刀根山病院 呼吸器腫瘍内科 森 雅秀
大阪はびきの医療センター 肺腫瘍内科 平島 智徳

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出下さい。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先(当院の研究責任者)

大阪大学医学部附属病院 呼吸器内科 長友 泉
住所:〒565-0871 吹田市山田丘2-15
電話:06-6879-5111

研究代表者

大阪国際がんセンター 呼吸器内科 主任部長 今村 文生