大阪大学大学院医学系研究科
呼吸器・免疫内科学
Department of Respiratory Medicine and Clinical Immunology, Graduate School of Medicine, Osaka University
2000年1月から2019年12月までの間に当院で臓器移植を受け、術後に時期を問わず、国際的診断基準により非結核性抗酸菌症と診断された方。
臓器移植は各種臓器疾患の進行期にある患者の予後を改善する効果的な治療法として日本でも定着しつつあります。非結核性抗酸菌(Nontuberculous Mycobacteria: NTM)による感染症は日本・世界で患者数が増加しています。環境常在菌である本菌の感染には宿主の免疫状態が大きく影響とするとされています。臓器移植後には免疫抑制剤の内服を継続しておこなう必要があり、NTM症発症のハイリスク患者群と考えられますが、その予後や臨床病型に関しては現時点では未だ不明な点が多く残されています。今回、当院で臓器移植後のNTM症の検討をおこなうことで、予後や臨床病型を明らかにすることを目的としています。
臓器移植後に非結核性抗酸菌症と診断された方の臨床情報(菌の種類、画像、血液検査結果、治療内容、治療効果、予後)を調査します。これに基づいて、発症頻度・治療内容・効果を検討します。
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国立大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学講座 福島 清春
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国立大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学講座 福島 清春