大阪大学大学院医学系研究科
呼吸器・免疫内科学
Department of Respiratory Medicine and Clinical Immunology, Graduate School of Medicine, Osaka University
当院 (共同研究施設2施設)に通院中或は通院していた慢性間質性肺炎の患者さんで肺機能検査を3回以上受けた方、または当院 (共同研究施設2施設)に通院中或は通院していた肺非結核性抗酸菌症の患者さんで当院で血清抗MAC抗体検査を3回以上受けた方
慢性間質性肺炎、肺非結核性抗酸菌症の患者さんは様々な経過をたどります。病状が年月と共に悪化される患者さん、長年経過が安定される患者さん、自然軽快される患者さんなど様々です。しかし、個々の患者さんが将来、どの経過をたどるのか、事前に予測することは現時点ではたいへん困難です。 私たちは、独立行政法人 国立病院機構 大阪刀根山医療センターと「慢性呼吸器疾患の臨床経過を予測する人工知能開発」という共同研究を開始しました。本研究の主目的は、Group-based Trajectory Modelを用いて臨床経過による慢性呼吸器疾患層別化をおこない, 人工知能を用いて初診時の検査結果から臨床経過を予測するモデルを開発することです。本研究で用いる統計学的手法(Group-based Trajectory Model)は近年様々な臨床研究に用いられ、私たちも先行研究において、間質性肺炎患者の層別化に有効であることを確認しています。また、副次的な目的として慢性間質性肺炎、肺非結核性抗酸菌症の患者さんの多様な長期的予後に影響する因子を臨床統計学的手法により検討して明らかにすることを目指しています。
当院より外部への試料・情報の提供の提供はありません。大阪刀根山医療センターの臨床情報・画像データは、匿名化して当院へ送付されます。対応表は、研究代表施設である大阪刀根山医療センターの研究責任者が保管・管理します。
研究に利用する試料や情報には個人情報が含まれますが、院外に提出する場合には、お名前、住所、生年月日など、個人を直ちに判別できる情報は削除し、研究用の番号を付けます。また、研究用の番号とあなたの名前を結び付ける対応表を当院の研究責任者が作成し、研究参加への同意の取り消し、診療情報との照合などの目的に使用します。対応表は、研究責任者が責任をもって適切に管理いたします。
情報は、当院の研究責任者及び情報の提供先である大阪刀根山医療センターが責任をもって適切に管理いたします。研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も個人を直ちに判別できるような情報は利用しません。
木田博 大阪刀根山医療センター 呼吸器内科 部長
木田博 大阪刀根山医療センター 呼吸器内科 部長
福島清春 | 大阪大学呼吸器・免疫内科学 助教 |
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松村泰志 | 大阪大学医療情報学 教授 |
服部聡 | 大阪大学医療統計学 教授 |
伊藤眞理 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 上席研究員 |
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学大学院 医学系研究科 呼吸器・免疫内科学
福島清春
連絡先電話番号:06-6879-3833
大阪大学大学院 医学系研究科 呼吸器・免疫内科学 福島清春
木田博 大阪刀根山医療センター 呼吸器内科 部長