大阪大学大学院医学系研究科
呼吸器・免疫内科学
Department of Respiratory Medicine and Clinical Immunology, Graduate School of Medicine, Osaka University
2018年 | 和歌山県立医科大学医学部卒業 |
---|---|
2018年 | 近畿中央病院 初期研修医 |
2019年 | 大阪大学医学部附属病院 初期研修医 |
2020年 | 近畿中央病院 内科専攻医 |
2022年 | 市立豊中病院 内科専攻医 |
2023年 | 市立吹田市民病院 呼吸器・リウマチ科 医員 |
2025年 | 大阪大学医学部附属病院 医員 |
日本内科学会、日本リウマチ学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本肺癌学会
医師として当初私は呼吸器内科医としての道を歩み始めました。日々の診療の中で、間質性肺炎や肺胞出血など、様々な呼吸器疾患と向き合う中で、それらの背景にある自己免疫疾患の複雑さと奥深さに強く興味を抱きました。 特に印象に残っているのは、神経症状から小細胞肺癌の診断に至った症例や、免疫チェックポイント阻害薬による重篤な副作用を経験した症例など、全身を診る視点の重要性を実感する経験でした。これらの経験は、現在の膠原病診療においても、早期発見や的確な治療方針の決定に大きく活かされています。呼吸器内科から免疫内科への転科は、私にとって大きな決断でしたが、それは医師としての使命をより深く追求したいという思いからでした。呼吸器領域で培った経験は、間質性肺炎や肺高血圧症など、膠原病に伴う呼吸器合併症の管理において独自の視点を与えてくれています。膠原病やアレルギー性疾患は、症状や経過が多様で、時に長期の治療を要します。そのため、患者さまの生活背景や不安にも寄り添いながら、わかりやすい説明と丁寧な診療を心がけています。大学でも呼吸器内科と免疫内科、双方の知識と経験を活かしながら、患者さまの健康と豊かな生活の実現に貢献できるように精進してまいります。