教室員

中田 潤Nakata Jun M.D., Ph.D.

略歴

1996年 灘高校卒業
2002年 大阪大学医学部卒業
2002年 大阪大学医学部付属病院 研修医
2003年 堺市立総合医療センター 研修医
2005年 NTT西日本大阪病院 血液内科
2008年 兵庫医科大学病院 血液内科
2010年 大阪大学医学部大学院
2014年 大阪大学医学部大学院修了
2014年 大阪大学 癌ワクチン療法学寄附講座 助教
2018年 大阪大学医学系研究科 保健学科 機能診断科学講座 助教

資格

内科認定医、総合内科専門医、血液内科専門医

臨床/研究

医師として1年目に旧第三内科(現呼吸器・免疫内科学)に入局させていただき、血液グループで行われていたHLA半合致造血幹細胞移植に魅了されました。特にドナーのリンパ球をレシピエントに直接投与するDonor Lymphocyte infusion(DLI)により白血病やリンパ腫病変が縮小することを目の当たりにし、免疫の抗腫瘍力のポテンシャルの高さを実感しました。その後、現在に至るまで「免疫の力で白血病を治す」ことを自身のテーマとして臨床・研究双方からアプローチし続けています。臨床医としては、市立堺病院(現堺市立総合医療センター)で専門性と総合性を兼ね備えた全身を診れる内科医であれと教わり、研究が中心となった今でも救急医療に携わり続けています。また、研究面では2014年より癌ワクチン療法学寄附講座にて、血液疾患に対するWT1ペプチドを用いた癌ワクチン療法のヒト臨床試験の実施やその検体解析を行うとともに、マウス白血病モデルを用いて新たな抗白血病免疫療法のアプローチの探索を行っています。

主要論文