教室員

島上 洋Shimagami Hiroshi M.D.

略歴

2017年3月 大阪大学医学部医学科卒業
2017年4月 堺市立総合医療センター 初期研修医
2019年4月 第二大阪警察病院 免疫内科 内科専攻医
2021年4月 大阪大学医学部附属病院 免疫内科 内科専攻医

所属学会

日本内科学会、日本リウマチ学会、日本アレルギー学会

臨床

私は元々アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの治療を続けながら学生生活を送ってきたことから、漠然と免疫疾患に興味を持ち、慢性疾患の患者様に寄り添うような医師になりたいと考えておりました。しかし大学での実習において、慢性疾患の患者様であっても、病気の悪化・感染症など個々の大きなイベントでまず必要なのは急性期疾患の対応であると知り、初期研修では救急患者様・急性期患者様を多く診療するべく、堺市立総合医療センターで研修させて頂きました。一方、免疫疾患の診断・治療では高い専門性も求められます。希少疾患が多いため、それらに類似した病像を呈する他疾患への十分な習熟も必要です。そこで、免疫内科のかかりつけ患者様が非常に多く、かつ、疾患分類の枠組みへと過度に囚われない診療を行っている第二大阪警察病院免疫内科で後期研修をさせて頂きました。免疫疾患を新規に発症された患者様から、長期の罹患歴がある方、様々な合併症を抱えた方など、非常に多彩な患者様を多数診療させて頂くことができ、免疫疾患の面白さ・奥深さをより強く感じるようになりました。診断・治療のいずれにおいても、希少疾患であるが故に科学的根拠に乏しく、よって患者様のお話を繰り返し伺い、文献を調べ、想像力を働かせながら診療する場面が多いので、医学の面白さを日々感じることが出来ました。そのようにして診断に行き着き、治療が奏功した時に、患者様やご家族様が喜ぶ姿を拝見することには、非常に強いやり甲斐を感じました。

大学病院では、これまで以上に複雑な病態の患者様・難治な患者様が多いと思いますので、上記の経験を土台として、さらに研鑽を積めればと考えております。また、免疫疾患の進行により命を落とされる患者様、治療選択肢が尽きてしまった患者様も診て参りましたので、そのような方々にとっての新たな希望となるような科学研究にも取り組めたらと考えています。

若輩者ですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

業績

症例報告

学会発表