大阪大学大学院医学系研究科
呼吸器・免疫内科学
Department of Respiratory Medicine and Clinical Immunology, Graduate School of Medicine, Osaka University
2019年 | 岡山大学医学部医学科卒業 |
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2019年 | 第二大阪警察病院 初期研修医 |
2021年 | 第二大阪警察病院 膠原病・リウマチ科 内科専攻医 |
2023年 | 近畿中央病院 免疫内科 内科専攻医 |
2024年 | 大阪大学医学部附属病院 医員 |
日本内科学会、日本リウマチ学会
私はもともと医学生のときから漠然と外科医に対する憧れのようなものがあり、将来もその道に進むつもりでおりました。
そんな最中、初期研修医2年目でCOVID-19のパンデミックに直面しました。
担当する患者様が次々とCOVID-19に感染していくなか、ついに自分自身も感染し、一時は肺炎悪化のため人工呼吸器を要するか、という状況にも陥りましたがなんとか持ち直し、再び医師として現場に戻ることができました。 私のCOVID-19の治療に用いられたアクテムラという薬は、現在関節リウマチを始めさまざまな自己免疫性疾患に使用され、重症COVID-19にまで用いられるようになっております。
免疫の暴走を抑えるために開発されたアクテムラが、COVID-19のような感染症の治療にも用いられ、自分の命も救ってくれた…。
一つの薬が、一見真逆のような性質を持つ疾患たちにも用いられるということに衝撃を受けたことを今でも覚えております。
そのようなことがあって、私は免疫内科という分野に興味を持ちました。
さらにそのアクテムラの開発には阪大免疫内科が大きく関わっていたことも知り、その門を叩いた次第です。
自分の免疫が暴走して自分を攻撃する、という理不尽で終わりの見えない戦いの中にいる患者様の力に少しでもなれるよう、日々臨床医として邁進していきたいと思います。