免疫内科

関節エコー検査

どのような検査か

関節リウマチの診療は、診察の基本である問診、触診にはじまり、レントゲンや血液検査など、さまざまな検査結果を総合して進めていきます。その中で、関節の「今の状態」を、より詳細に、より簡便に評価する目的で行われるのが関節エコー(超音波)検査です。関節痛の鑑別診断にも有用ですし、一度関節リウマチと診断された後、治療が奏功しているか否かを経時的に評価することもできます。関節部位にゼリーを塗って超音波プローブをあてますが、放射線被ばくや検査による痛みは一切ありません。

何を見るのか

関節エコー検査では、痛みや腫れがある関節を中心に、関節リウマチによる滑膜の炎症や水のたまり具合を超音波を通して直接観察することができます。また、炎症が強い部分には、異常な血管が発達するため、ドップラー検査を行うと血流が信号として観察されます。

検査の受け方

関節エコー検査は、免疫内科医師の診察の上、必要とされる場合に受けていただけます。現在、毎週月曜日の午後に、免疫内科医師が交代で担当しておりますが、今後必要に応じて枠の拡大や、よりスムーズに検査を受けていただけるよう検討を重ねていきます。